漢字

『漢字授業の作り方』(2013)

今度、漢字の授業を任されたけど、どうすればいいんだろう。

学習者から、漢字の学習方法について質問があったけど、私自身もよくわからない。

そんなお悩みをもつ先生方に、ぜひおすすめしたい一冊です。

本書の構成

学習者からのお悩みと、先生方のお悩みに答える形で、漢字の教え方を学ぶことができます。

漢字の字形や熟語のルールなどに関する知識も簡潔にまとめられているので、漢字の知識を今一度確認しながら、カリキュラムを作るのに役立つ教材です。

2013年6月 アルク
大森雅美 鈴木英子
¥2,000(本体価格) B5版 127p

本書は大きく6章に分けられており、巻末には漢字の部品絵カードもついています。

本書の構成

Ⅰ章 漢字は難しい?

Ⅱ章 教えるのは難しい?

Ⅲ章 教える前に

Ⅳ章 授業を組み立てよう

Ⅴ章 漢字授業あれこれ

Ⅵ章 こんなときどうする?Q&A

各章の特徴

Ⅰ章 漢字は難しい

学習者

似たような漢字が多すぎて覚えられない💦

数も多すぎる....。

こういった学習者からの悩みの声に答える形で、漢字は象形、指事、会意、形声という種類に分けられることや、呉音や漢音についてなど、漢字に関する基礎知識を学びます。

 Ⅱ章 教えるのは難しい?

先生

漢字を覚えたいというので教え始めたけど、学習者はなんだかつまらなそう。

先生

漢字はどうやって覚えればいいかと聞かれて、答えられなかった。どうすればいいんだろう。

こんな先生方のお悩みにが2章で集められ、第3章ではそれに対する関する回答が述べられています。

Ⅲ章 教える前に

漢字を教えるといっても、学習者のニーズによってその教え方は様々です。

ここでは、

  • どんなニーズがあるのか
  • 教科書や教材はどうやって選択したらいいのか
  • カリキュラムはどう組み立てるのか

について読むことができます。

Ⅳ章 授業を組み立てよう

漢字を理解し、覚えて使うことができるようになるまでの、授業の構成が詳しく説明されています。実際の時間配分も細かく載っています。

Ⅴ章 漢字授業あれこれ

実際の漢字授業で「わかる」「覚える」「使う」ためのアクティビティや教室活動の案が用意されています。

数も十分にあり、漢字の授業にあまり悩んでいない教師の方でも、新しいアクティビティの案をもらえる一冊です。

関連書籍

日本語教師の7つ道具シリーズから、たくさん出ています。

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一斉授業で行われる漢字のクラスに活用できるのはもちろん、プライベートでレッスンをしている先生にも、学習者のニーズに合わせた漢字授業を行うヒントがいっぱいです。

生教材を使った授業案なんかも載っていて、楽しいですよ。

2013年6月 アルク
大森雅美 鈴木英子
¥2,000(本体価格) B5版 127p

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