今度、漢字の授業を任されたけど、どうすればいいんだろう。
学習者から、漢字の学習方法について質問があったけど、私自身もよくわからない。
そんなお悩みをもつ先生方に、ぜひおすすめしたい一冊です。
本書の構成
学習者からのお悩みと、先生方のお悩みに答える形で、漢字の教え方を学ぶことができます。
漢字の字形や熟語のルールなどに関する知識も簡潔にまとめられているので、漢字の知識を今一度確認しながら、カリキュラムを作るのに役立つ教材です。
本書は大きく6章に分けられており、巻末には漢字の部品絵カードもついています。
Ⅰ章 漢字は難しい?
Ⅱ章 教えるのは難しい?
Ⅲ章 教える前に
Ⅳ章 授業を組み立てよう
Ⅴ章 漢字授業あれこれ
Ⅵ章 こんなときどうする?Q&A
各章の特徴
似たような漢字が多すぎて覚えられない💦
数も多すぎる....。
こういった学習者からの悩みの声に答える形で、漢字は象形、指事、会意、形声という種類に分けられることや、呉音や漢音についてなど、漢字に関する基礎知識を学びます。
Ⅱ章 教えるのは難しい?
漢字を覚えたいというので教え始めたけど、学習者はなんだかつまらなそう。
漢字はどうやって覚えればいいかと聞かれて、答えられなかった。どうすればいいんだろう。
こんな先生方のお悩みにが2章で集められ、第3章ではそれに対する関する回答が述べられています。
Ⅲ章 教える前に
漢字を教えるといっても、学習者のニーズによってその教え方は様々です。
ここでは、
- どんなニーズがあるのか
- 教科書や教材はどうやって選択したらいいのか
- カリキュラムはどう組み立てるのか
について読むことができます。
Ⅳ章 授業を組み立てよう
漢字を理解し、覚えて使うことができるようになるまでの、授業の構成が詳しく説明されています。実際の時間配分も細かく載っています。
Ⅴ章 漢字授業あれこれ
実際の漢字授業で「わかる」「覚える」「使う」ためのアクティビティや教室活動の案が用意されています。
数も十分にあり、漢字の授業にあまり悩んでいない教師の方でも、新しいアクティビティの案をもらえる一冊です。
関連書籍
日本語教師の7つ道具シリーズから、たくさん出ています。
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一斉授業で行われる漢字のクラスに活用できるのはもちろん、プライベートでレッスンをしている先生にも、学習者のニーズに合わせた漢字授業を行うヒントがいっぱいです。
生教材を使った授業案なんかも載っていて、楽しいですよ。
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