マンガで学ぶ日本語表現と日本文化――多辺田家が行く!!
創作集団にほんご (著), 武田 聡子(監修)
¥2,200(税込価格) B5版 200p
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4月〜3月の一年を通して年中行事を盛り込みながら、その季節に合った文化が紹介されているのがポイントです。
- 4月-1: わたし?おれ?自分のこと何て言う?
- 4月-2:花だけじゃない?いろんなかっこ「さくら」
- 問題解答
- 5月-1:こんなにあるの?トイレの言い方
- 5月-2:5月は気分が落ち込む季節
- 問題解答
- 6月-1:「すみません」の意味いろいろ
- 6月-2:梅雨はじとじと、でもお肌はしっとり
- 問題解答
- 7月-1:暑い夏は人も熱くなる?
- 7月-2:「かっこいい男」をほめる表現
- 問題解答
- 8月-1:「着物」もいろいろ?
- 8月-2:夏を涼しく元気に!
- 問題解答
- 9月-1:「お母さん」はだれの「お母さん」?
- 9月-2:日本人は月が好き
- 問題解答
- 10月-1:「太っている」の言い方いろいろ
- 10月-2:温泉に行こう!
- 問題解答
- 11月-1:○歳の祝いはどういうの?
- 11月-2:「妻」の言い方いろいろ
- 問題解答
- 12月-1:クリスマスが終わると、もうお正月?
- 12月-2:「汚れている」の表現
- 問題解答
- 1月-1:「おせち」はおめでたい食べ物がたくさん
- 1月-2:新年の始まりは「初」がたくさん
- 問題解答
- 2月-1:鬼が出た!
- 2月-2:受験の「忌み言葉」
- 問題解答
- 3月-1:3月は別れの季節
- 3月-2:「お返し」もいろいろ
- 問題解答
本書の特徴
日本の文化に関連する日本語表現がいくつかピックアップされ、話の流れの中で意味や使い方を理解できるようになっています。漫画なので、イラストから話の流れを推測しやすいのも特徴です。
■9月-1:「お母さん」はだれの「お母さん」?
留学生の「ビーフ・・ジャーキー」君が、日本のホストファミリーと過ごす中で、様々な文化や言葉に触れながら学んでいくという設定です。
全ての漫画の後に、漫画中に出てきた表現を説明するページがあります。そのあとに漫画を読んで答える「内容理解」の問題がついています。
内容理解の問題
この内容理解の問題ですが、「確認問題」と「応用問題」に分けられています。これらの問題のスタイルが多岐に渡るので、楽しく進めることができそうです。
■確認問題
丸バツ問題やマッチングなどの問題が入っているのは理解度を確認する上で役立ちます。マンガのコマを1つ切り取り「ここで言う「これ」は何を指すのか」などしっかり切り込んでいます。
また、漫画の内容を理解して読んで終わるのではなく、応用問題もあります。
■応用問題
- そのほかに、この言葉が使われている言葉を調べて書こう
- あなたが知っているこの言葉のイメージの絵を描こう
- これらの言葉のイメージを、グループ分けしてみよう
- 実際にインタビューしてみよう
など、グループワークにも持っていくことができる「考える活動」が盛り込まれている点が、嬉しいです。
クリエイティブな活動も多く入っており、楽しい活動ができそうです。
この書籍を参考にしたアクティビティ
本書『マンガで学ぶ日本語表現と日本文化-多辺田家が行く-』の7月-1 (p.60-65)を各自やグループで読んでもらって、導入として使用する中上級の活動アイディアです。
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普段日本文化や言葉を口で説明しても「う〜ん、この日本文化の深さ、どこまでわかってくれたかな?」と思うこともあります。そんな時は角度を変えて漫画で導入してみると、理解が深まるかもしれません。
Kindle版でも見やすいので、電子書籍もおすすめです!
創作集団にほんご (著), 武田 聡子(監修)
¥2,200(税込価格) B5版 200p