日本の企業で働く外国人の数が年々増えている中、仕事の現場では様々な問題や摩擦が生じているという事実があります。
このシリーズでは、実際にビジネスの現場で起こった問題のケースを元に、自ら考え、周囲と協力しながら解決していこうとする力を養成することが目標とされています。
JLPT N1, N2 レベル
英語、中国語、韓国語の語彙リスト付き
ビジネスコミュニケーションのためのケース学習 【教材編】
本書は【教材編】で、1巻と2巻があります。
全部で10種類のケースがあり、様々な場面で「自分ならこの場合はどうするか」と考えさせられるトピックが用意されています。
目次
【教材編】
- Case 1 まだ9時半です!
- Case 2 私に任されたはずなのに...
- Case 3 変更はできません
- Case 4 なぜ期待ははずれたの
? - Case 5 ほう・れん・そう!?
- Case 6 中間の納品が大変!!
- Case 7 完成度
- Case 8 もう動かさないで
! - Case 9 空気を読んで!?
- Case 10 結論は同じなのに...
各課の構成
- ケーススタディの読み物 (本文)
- 語彙リスト
- タスクシート
- グループ討論
- ケースの裏側
中身を見てみる
①ケーススタディの読み物(本文)
②語彙リスト
③タスクシート
本文に出てくる人、それぞれの立場に立って意見を考えることが求められます。
- 「この人はどうしてそう思ったのだろう」
- 「この場合、何が問題なのか」
- 「あなたならどのように行動するか」
というような設問に対して、自分の意見をまとめるページです。
④グループ討論
その後グループでその回のトピックについて話し合います。グループメンバーから得られた気づきなどをメモする欄になります。
⑤ケースの裏側
関連書籍
【解説編】
解説編も出ており、こちらは1巻のみです。
ビジネス日本語の読み物として
本書はビジネス日本語の語彙や文型を学ぶものではありませんが、別の教材で勉強しながら、この本も読み物として併用できるかもしれません。
関連サイト
本書のウェブサイト
このサポートページでは【教材編】の翻訳付き語彙リスト(インドネシア語版/ベトナム語版)が無料で公開されています。
オンラインの声
まとめ
考える力を身につける
本書全体を通して漢字にルビがふってあることから分かる通り、ビジネス表現や語彙・漢字を勉強することに焦点を当てている教材ではありません。
そうではなく、この本を通してビジネス場面について「考える」そして「話し合う」というプロセスに焦点をあてた活動が目標とされています。
日本人と一緒に
日本人と外国人が一緒にこれらのケース学習に取り組み、現状を振り返り、お互いに理解を深め合うツールとしても使えそうです。
この本を買ってみる
お使いになったことがある方、感想をお待ちしております!